50音別 「か」から始まる夢 か行 生理現象

瘡蓋(かさぶた)

未だに癒えない心の傷に触れる

傷口を覆う瘡蓋(かさぶた)は、夢占いでは「追憶」「葛藤」などを象徴します。

体に傷を負う夢は、心にもダメージを負う比較的分かりやすい夢ですが、その傷口を治すため一時的に血小板を固める瘡蓋は、過去に負った心の傷がまだ完全に癒えていないことを意味します。

また何かを覆う存在は、本来の姿を「隠す」ことから、外部からの関心を逸らそうとする心理傾向も同時に意味します。

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●瘡蓋が出来る夢

傷ついた心も、時間の経過と共に癒えていくことを意味します。

生傷に瘡蓋が出来る夢は、冒頭の通り心に負った傷が少しずつ治っていくを指します。最終的に瘡蓋が消えて綺麗になった肌も見ることが出来たなら、心的なダメージはもちろん、後味の悪いモヤモヤも解消することを暗示しています。

また瘡蓋が出来た体の箇所も一緒に思い出してみましょう。それぞれの箇所によってどんな問題が生じるのかを探る手掛かりになるはずです。

●腕…特定の技術・努力・信用を傷つける問題を指します。社会的な信用や評価を指す傾向が強いため、プライドが傷つくことを指す場合もあります。

●足…進捗・経済力など、人生を支える「基盤」となる存在を指します。また長期的な計画が何らかの問題で頓挫することを表すこともあります。

●首…経済力・信用など、前途の腕・足を合わせた象徴が目立ちます。どちらかと言えば経済的な事象を指す傾向があり、連動して社会的な評価にも問題が拡大する可能性があります。

●顔…社会的な評価・信用を色濃く反映しています。あなたの外面に綻びが生じる問題が起きるかもしれません。また目立つほどの大きい瘡蓋ができる夢だったなら、周囲に心の傷を引きずっていることが認識されることも表しています。

●お腹…忍耐力・度量などを意味します。腹に傷を負う夢は、あなたの我慢の限界を超える問題が降りかかることを暗示しています。これまで耐えてきた解決の糸口が見える問題に心当たりがあるなら、塞き止めていた我慢が一気に爆発するアクシデントが起こるかもしれません。

上記はあくまで一覧です。カテゴリー「身体」からそれぞれのパーツの詳しい情報も参照してみてください。

関連する皮膚の夢は、肌・皮膚の夢診断ページをご覧ください。

●瘡蓋を剥がす夢

治りかけていた心の傷をほじくり返すことを暗示しています。

剥がした傷口に痛みを感じる夢だったなら、過去に経験した苦い思い出やトラウマと再び向かい合うことを意味します。服を脱いだ時に発見した瘡蓋を剥がす夢だった場合は、あなたの人格や人生観に大きく関与した記憶と対峙することになるかもしれません。

しかし瘡蓋を剥がした痕がとても綺麗だった場合は、これまで心の足枷(あしかせ)となっていた存在から自由を取り戻すことを意味します。そのきっかけは些細な類かもしれませんが、自分自身でさえ気付かなかった価値観の変化に驚くことになるかもしれません。

●瘡蓋から血が流れる夢

過去の嫌な記憶に関心が囚われすぎて、時間やお金を浪費してしまうことを意味します。

血が流れる光景は、金運アップの幸運の夢と解釈される場合があります。ただしこれは溢れるだけの「栄養が得られた結果」を目にする、という由来によって成り立っており、意図せず負った傷によって血を流す夢は、吉凶混交な夢と言えます。痛みや恐怖を感じる夢なら、金運が得られるどころか、予定外の出費に頭を悩ませてしまうかもしれません。

また血液は経済力だけでなく、人生を動かすあらゆるエネルギー広範囲を象徴します。特にお金に次いで表れやすいのが「時間」です。後ろ向きな姿勢を改めて、貴重な時間を上手に活用しましょう。

関連する血が流れる夢は、出血の夢の夢診断のページをご覧ください。

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●瘡蓋が消える夢

ずっと引きずっていた心の傷も、綺麗に消し去られることを意味します。

体に出来た傷痕や痣が消える夢は、心を縛っていた問題から解放されることを象徴します。もちろん瘡蓋の場合も同様です。心無い言葉や衝撃に悩む日々を送っていたなら、もうじき落ち着いた日々を取り戻すことが出来るはずです。

もしも消えた箇所に奇妙なマークや痕が出来る夢だった場合は、これまでの一連のアクシデントが新しい教訓となることを意味します。これから似たような問題が起こった際の解決のヒントにもなるかもしれません。しっかりと思い出してメモしておくとよそうです。

●誰かの体に出来た瘡蓋の夢

自分自身のケースと同じく、夢に現れた人物の消えない心の傷に触れることを意味します。

実際に夢の中で瘡蓋に触れる光景も見れたなら、その人物の心の内を垣間見る出来事に遭遇したり、デリケートな悩みを相談されるかもしれません。
見方を変えれば、相手があなたを信用して、他の人には見せない一面を曝け出す夢とも言えます。夢に現れた人物が、あなたに瘡蓋が出来た箇所をわざわざ見せる夢だったなら、特にこの傾向が強まります。

しかし誤って相手の瘡蓋を剥がしてしまう夢だったなら、意図せず相手の過去のトラウマに触れてしまい、怒りを買うことを暗示しています。仮にあなた自身が直接の原因でなくとも、瘡蓋を剥がす夢は直視したくはなかった問題に触れることを表すため、しばらくの間は夢に登場した相手の神経を逆撫でしないように注意しておきましょう。

●瘡蓋を無理やり剥がされる夢

誰かの心無い言動・行動が、あなたの過去の苦い思い出を呼び起こしてしまうかもしれません。

完全に癒えてはいない傷である瘡蓋に何らかのアクションがかかる夢は、触れてはほくなかった問題に誰かの関心が寄せられることを意味します。剥がした相手が、実際に現実の世界であなたのトラウマを呼び起こす人物となる可能性が十分に高いでしょう。

強い痛みを感じたり、剥がされた傷口から血が流れる夢だったなら、心の動揺を隠すことが出来ない衝撃を受けることを暗示しています。必ずしも相手が意図してあなたに弊害を与えるとは限りませんが、実際に接する際には注意しておきましょう。

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●瘡蓋が痒い夢

心に残ったモヤモヤが、気になって仕方がない落ち着きのない精神状態を表しています。

体が痒い夢は、小さな問題に気を取られて集中力を失うことを意味します。すぐに痒みが治まる夢なら、現実で起こる事象も小さな類で収まることを指します。しかし何時までも痒みが治まらない、掻いた箇所が赤く腫れあがる・傷が出来る夢だった場合は、不注意によって小さな問題が拡大化されることを暗示しているので要注意です。

掻いた瘡蓋が剥がれてしまう夢だったなら、不用意に過去のトラウマを再び蘇らせてしまうことを指すので注意しておきましょう。他の項目と同様ですが、痛みを伴う場合は予期しないアクシデントが苦い思い出を引きずり出すきっかけとなることを暗示しています。

●瘡蓋が自然に剥がれる夢

頭を悩ませてきた問題が、単なる思い違いであることを表しているかもしれません。

剥がれた箇所の様子も詳しく思い出してみましょう。
傷も肌も綺麗になっている夢だったなら、意外なきっかけで問題解決の糸口が掴めることを意味します。このパターンは、あなたの誤解で問題を必要以上に深刻に捉えている可能性があります。

しかし、剥がれた傷口がさらに悪化している場合は、逆に問題を軽視していることを意味します。ここ最近、誰かに受けた注意・警告に心当たりがあるなら、今一度その言葉を思い出してみましょう。トラブルを回避するヒントになるかもしれません。

関連する痣の夢は、痣(あざ)の夢診断ページをご覧ください。

●瘡蓋が大きくなる夢

歯止めの効かない後ろ向きな考えが、どんどん拡大していくことを表しています。

痣(あざ)の夢と同じく、体に出来たマークや傷口が大きくなる夢は、心に負ったダメージの余波が膨れ上がることを意味します。
瘡蓋の場合は、痣に比べて比較的最近身に起こったアクシデントを指す傾向があります。まったくピンとこない方は、これから起こる問題を指しているのかもしれないので用心しておきましょう。

逆に瘡蓋が小さくなる夢は、長らく尾を引いていた悩みが解消する前触れです。

●瘡蓋を隠す夢

人目に触れさせたくはないコンプレックスを隠そうとする心理傾向を表しています。

衣服で瘡蓋を隠す夢なら、表向きのパーソナリティを装うことによって心の内を隠すことを意味します。例えば、職場で着用する制服で瘡蓋を隠す夢は、私生活とは異なる職場で見せる一面がコンプレックスを覆うことを表しています。

またファンデーションなどの化粧によって瘡蓋を隠す場合も動揺ですが、顔に出来た瘡蓋の場合は、あなたが自分を客観視した際に、もっとも適切だと判断したパーソナリティを選択することを指します。

関連する化粧をする夢は、化粧をする夢の夢診断ページをご覧ください。

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