神社
2019/03/27
叶わぬ時の神頼み
神社を訪れる夢は、「立願」「願望」「救済」などを表します。
人知を超えた存在である神を祀る神社は、一般的な夢占いにおいて、自力で解決することが困難な出来事からの救済を願う心理状態を表しているといわれています。
既に何らかの障害に頭を抱えている方は、神社で起こった出来事や出会った人物など、印象に残った場面を出来るだけ詳しく思い出してみましょう。
まるで神が救いの手を差し伸べたかのような状況を打開するヒントが隠れているかもしれません。
特に心当たりがありそうな出来事には遭遇していない方の場合でも、これから藁にもすがるような事態に直面する可能性があることを心にとめておくといいでしょう。
関連する寺の夢は、寺の夢診断ページを別途参照してください。
●神社を参拝に訪れる夢
自分の力ではどうすることも出来ない問題を解消しようと願う心境を表しています。
冒頭の通り、神社の夢が他力本願なシンボルであることを示す代表的な例と言えます。
参拝した神社の光景に変わったことはありませんでしたか?
もしも大勢の人で混み合っている様子なら、周囲の意見に惑わされようとしている心理状態を意味します。
また初詣を除き、夜の暗い神社を参拝に訪れる夢なら、人には言えない秘密を抱えていることを指します。その願望は仮に叶ったとしても、周囲に良い影響を与えるとは限りません。
関連する夜の光景の夢は、夜の光景が印象的な夢の夢診断ページを合わせてご覧ください。
●神社でお賽銭を入れる夢
思わぬ朗報が飛び込んでくるかもしれません。
通常お金を使う夢は、活力を愛情を対価に何かを得る、または何かを経験することを指すのが一般的です。つまり、お金と引き換えに手にしたアイテムが夢を読み解く重要なポイントであることが言うまでもありません。
ではお賽銭の場合はどうかと言えば、対価となる物はないものの、意外にも良い出来事の前触れとされています。
この解釈について詳しく解説している書籍もWEBサイトも皆無ですが、おそらく現世で得た金品を奉仕する仏教の布施(ふせ)と同じ意味合いを持つためではないかと推測します。
歴史を辿ってみると、お賽銭は、願望成就させるための対価として納めるものではなく、既に叶ったお礼を納めるための風習であった、または背負った罪を祓ってもらう贖罪の風習が始まりであった、との諸説があります。
夢占いでは、募金をする様子も同様の意味をもつことも考慮する限り、前者の感謝の対価としての説が由来ではないかと考えられます。
関連するお金の夢は、お金(紙幣・硬貨)の夢診断ページを合わせて参照してください。
●神社でおみくじを引く夢
誰かの助言を求める心境を表しています。
おみくじの内容はいかがでしたか?仮に「凶」のおみくじを引いてしまったとしても案ずることはありません。
大吉であろうと凶であろうと、書かれた内容に印象深い一文があったなら、その言葉が現状を打開するヒントになるでしょう。
また内容が詳しく思い出せないなら、信頼できる人物に相談してみることで意外なアドバイスが得られるかもしれませんよ。
●神社でお守りを購入する夢
誰かの庇護下によって守られたい心境を表しています。
前途の「神社を参拝に訪れる夢」と同じく、自分自身の手には負えない問題を抱えていることを同時に表しています。
ただし交通安全祈願や合格祈願など、特定の目的が定められてたお守りの場合は、やや意味合いが異なり、万全と期す心持を表します。
●神社で誰かに出会う夢
遭遇した相手が、今後の展開の鍵を握る人物がかもしれません。
もしも普段でもよく知る友達が登場する光景なら、実際にその友人が良いアドバイスを授けてくれるかもしれません。
また学校の先輩や、職場の上司が登場する場合も同様に適確なアドバイスを与えてくれる可能性が濃厚です。
ちなみに神社で遭遇する人物以外にも、印象的な動物が登場する夢も助言者の登場を予兆しています。実際に現れる人物のパーソナリティの特徴を反映しているケースが多いため、動物の体の特徴などを注意深く思い出してみましょう。
関連する友達の夢は、友人の夢診断ページを。先輩や上司の夢は、先輩・上司の夢診断ページをそれぞれ参照してください。
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●神社でお払いしてもらう夢
もしかしたら問題の原因と考える何かに見当違いがあるかもしれません。
神社でお払いを受ける様子は、これまでの神社の夢と同様に他力本願な心境を表していますが、その問題と捉える対象も外部の力によって取り除いてもらおうと願う気持ちを投影しています。
もしもお払いが済んだにも関わらず不可思議な現象に悩まされる光景を見たなら、その問題解消の矛先が誤っている可能性があります。
●神社の中に入れない夢
どうやら目の前に立ち塞がる問題は、自分自身の力によって乗り越える必要があるようです。
神社の中に入れない、または入ることを拒まれる夢は、他力本願では問題を解消することが出来ないことを暗示しています。もしもあなたの行く手を阻む神主、または警備員などの人物が何かを口にしたなら、その言葉を詳しく思い出してみましょう。覚悟を決めるヒントになるでしょう。
また神社に辿りつけない、道に迷うシチュエーションは、追い詰められた四面楚歌な心境を表しています。
ちなみにこの解釈は、関連する寺の場合であっても同様です。
●神社へと続く階段の夢
階段をのぼる、降りるのいずれかの動作によって意味合いが異なります。
もしも階段を昇って神社に到着する夢なら、あなたの願望が成就するきっかけが訪れることを暗示しています。
逆に階段を下りて神社に辿りつく夢なら、問題解決を誰かが肩代わりしてくれまいかと願う他力本願な心境を表します。
またいずれの場合も、階段を踏み外すなどのアクシデントが起こる様子は目の前の出来事に夢中になり、別の問題を見落とすことを示唆しているため要注意です。
関連する階段の夢は、階段の夢診断ページを合わせてご覧ください。
●神社で神様を見る夢
他の項目同様に他力本願な心境を意味しますが、登場した神仏によって意味合いが異なります。
夢占いでは神様が登場する夢は、叡智を授かる夢と解釈するケースが多く見られますが、これは一神教の神に由来する解釈であり、八百万(やおよろず)の神々を敬う神道がベースの日本人の宗教観には適さない例と言えます。
いずれにせよ、目の前に現れた神が発した言葉が思い出せるなら、その内容をメモしておくことで後で役に立つかもしれません。ただし、過度な期待はしないほうがベターです。
●鳥居の夢
鳥居をくぐる夢なら転換期を迎える暗示です。
鳥居は俗世から別の世界へと足を踏み入れる入り口です。つまり鳥居を目にする夢は、今現在の環境が大きく変化する前触れと言えます。
また鳥居をくぐることを躊躇する、何らかの問題によって通り抜けることができない、などの夢は、まだ次の段階へと足を進める準備ができていないことを意味します。
●狛犬の夢
本堂の前に鎮座する狛犬は、あなたの偽りの心を見透かす存在です。
つまり、狛犬をまったく恐れずに前を通り過ぎる夢であれば、自分の気持ちに正直であることを意味します。
逆に狛犬を恐れる、または狛犬があなたの侵入を阻む、などのシチュエーションは心の片隅に罪悪感や後ろめたさを抱えていることを指します。
見方を変えれば、まだ自分の心に正直でいたいという気持ちが生み出した産物とも言えます。
●神主・巫女の夢
神事を取り仕切る神主や巫女と親しくする夢なら吉兆の前触れです。
もしも会話をする夢なら、どんな言葉を口にしたかを詳しく思い出してみましょう。今後の展開に欠かせない重要なヒントが隠れているかもしれません。
また自分自身が神主となる夢なら、誰かが大きな仕事を成し遂げるために力を貸す役目を負うことを意味します。