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松明(たいまつ)

希望の光が暗闇を照らす

暗い場所を明るく照らす松明は、「可能性」「発見」「再生」などを象徴します。

電灯のある現代ではあまり馴染みはありませんが、松明は古くから困難な状況を希望の光を照らすシンボルとして語り継がれています。

もしもスランプなどの出口の見えない悩み事を抱えているなら、もうじき状況を改善される時がやってくるかもしれません。視界が開かれ、明るい場所まで脱する光景も見れたなら申し分なく吉兆の夢と言えます。

ただし、松明が象徴するポジティブなシンボルは困難な状況を表す暗闇と表裏一体です。明るい場所では無意味であるばかりか、やがて暗闇へと身を投じることを暗示するパターンもあります。状況に応じた解釈が必要なため、出来るだけ詳しく状況を思い出してみましょう。

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●松明に火を灯す夢

行き詰っていた状況が好転する兆しです。

暗い足元を照らして、スムーズに先に進む夢が見れたなら、悶々としていた状況も好転するはずです。明るくなったことで視界の悪かった風景や建物の姿が確認出来たなら、ゴールまでの見通しはもちろん、その状況を作り出していた要因など、全体像も明るみとなるでしょう。

また誰かが松明に火を灯してくれる夢だったなら、夢に現れた人物が有益な情報をもたらすことを意味します。普段でも顔を合わせる間柄なら、相手の話す言葉を注意深く聞いてみましょう。意外な言葉が重要なヒントになるかもしれません。

関連する夜の夢は、夜の夢の夢診断ページを併せてご覧ください。

●松明の火が消える夢

好転しかけた状況に、予想外のトラブルが発生する暗示です。

何故、火が消えてしまったかも詳しく思い出してみましょう。

強い風が吹いて火が消えてしまう夢は、周囲の声があなたの集中力を乱すことを意味します。他人のアドバイスは大事ですが、自分の意志を曲げないように注意しましょう。もちろん助言だけでなく心無い中傷の声もシャットアウトしましょう。

雨に濡れて火が消えてしまう夢は、闇雲に状況を変えようとせず機会を伺うべきであることを指します。また自分を悲観せずに、淡々とやるべきことをこなしておいたほうがベターです。

誰かに火を消されてしまう夢だったなら、誰かがあなたの再起することを快く思っていないことを暗示しています。

●遠くに松明の灯りが見える夢

もうじき先行きの見えなかった状況に打開策が立つことを予兆しています。

松明の元に辿り着き、実際に手にする光景まで見ることが出来たなら、近日中にその兆候が表れるでしょう。松明によって明るみになった状況も思い出してみましょう。文字通り見通しが立ったこと、これからこなずべき課題が視覚的に見えているはずです。

ただし、どんなに歩いても松明に辿り着けない、どんどん松明が遠ざかっていく夢だったなら、解決に至るどころか状況が悪化することを意味します。

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●松明に火が点かない夢

暗転した状況を変えようとあがく姿を投影しています。

先の項目でも触れたように、火が灯せない原因について詳しく思い出してみましょう。特に天候に異常もないのに火が点かないようなら、今は闇雲に動かず機会を伺ったほうが得策です。

また濡れた松明に火を灯そうとしているなら、改善策そのものに問題があることを指します。別の方法を模索してほうが早道になりそうです。

●松明を持った人が現れる夢

相手がどんな行動を取ったかで意味合いが変化します。

相手があなたの元に近付いてくる夢だったなら、暗い状況に見通しがつくことを表します。逆に相手が遠ざかっていく夢は、状況がさらに泥沼化することを指します。

また相手があなたが近付くまでジッと待っている様子だったなら、ある程度まで自分自身の力で困難を乗り越える必要があることを意味します。もちろん相手の側に近付くことが出来たなら、じきに状況を改善させる目処がつくでしょう。

●松明の火で火傷する夢

困難な状況を変える解決策が見つかりそうですが、相応の覚悟も必要になるかもしれません。

火は再生を促す力のシンボルですが、再び生まれ変わるまでに身を焼かれ、痛みに耐えなければなりません。つまり火によって火傷を負う光景は、状況を再び改善させるために、少なからず犠牲を払うことを暗示しています。火傷の状態が酷ければ酷いほどこの意味合いが強いとされています。

とは言え、この解釈は全身火だるまになるほどの火傷に限り、指先を少し火傷する程度ならさほど心配は必要ありません。

関連する火傷の夢は、火傷の夢診断ページを併せてご覧ください。

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●松明の火で火事になる夢

状況が一変するようなハプニングと、それに感応する感情の激しさを表しています。

絶大な金運上昇のお告げとして名高い火事の夢ですが、これは火のシンボルのひとつである感情が激しさを増すこと、そして状況を劇的に変える再生の力、のふたつに由来します。もちろんその感情が喜びであればその限りではありませんが、先行きの見えない状況と打開策のセットを象徴する松明との組み合わせのパターンは吉凶分かれる、と予め捉えておいたほうがベターです。

もしも火事で建物が燃えた後に、暗かった光景が明るくなる夢だったなら、金運上昇はともかく、現実での暗転した状況にも明るい見通しがつくはずです。

関連する火事の夢は、火事の夢診断ページを併せてご覧ください。

●松明を捨てる夢

明るくなったことで松明を捨てる夢だったなら、見通しの立たない状況から脱したことを意味します。

ただし暗い中で使い物にならない松明を捨てる夢だった場合は、状況がさらに悪化することを表しています。足元が暗くて転んで怪我をしてしまう光景も見たなら、闇雲に動いて問題が拡大することを同時に意味するので要注意です。

また誰かが捨てた松明を発見する夢だった場合は、誰かが過去にあなたと同じ悩みを抱えていたことを暗示しています。もしかしたら近いうちにこの松明の持ち主が判明するかもしれません。

●松明が濡れる夢

頼りにしていた解決策が封じられてしまうことを意味します。

松明が濡れてしまった原因も詳しく思い出してみましょう。

雨に濡れて松明が使い物にならない夢だったなら、先の「松明の火が消える夢」でも触れたように、闇雲に動かず機を熟すのを伺ったほうが吉であることを指します。ちなみに悪天候に見舞われる夢は、広い範囲に起こるトラブルを表します。この雨による足止めは、あなただけでなく周囲の人々にも影響しているかもしれません。

また川に落として松明が濡れてしまう夢は、誰かにアドバイスを求めようとした試みが失敗に終わることを暗示しています。

●明るい場所で松明を持つ夢

お先真っ暗だ...と大きな勘違いをしているかもしれません。

今現在の状況をもう一度見渡してみましょう。実は悲観するほど状況は悪くないかもしれませんよ。もしも夢の中で必要ない松明を持っていることを誰かに指摘されたなら、現実の世界で客観的な意見をもらえるはずです。

逆に夢の現れた知人が明るい場所で松明を持っていたなら、何か心配事を抱えていることを暗示しています。

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