巫女
見えない世界からの言葉を伝えるメッセンジャー
神主と共に神事を行う巫女は、「助言」「内省」などを象徴します。
古来から神事を補佐するだけでなく、占いや祈祷など神からの言葉を伝える役割を担う巫女は、夢占いでも無意識からの言葉を伝える仲介者です。夢の中で巫女が口にした言葉は、あなたの潜在意識からの発せられた重要なメッセージと言えるでしょう。ただしその言葉が必ずしも直感的に理解できる限りません。出来るだけ詳しく思い出して、気になるフレーズがあったなら一緒に調べてみましょう。
また文字通り神懸りを体言する巫女は、スピリチュアルな世界への傾倒を表す場合があります。普段からスピリチュアルな世界に親しんでいる方にとっては、単なるアドバイスに留まらず、精神世界をさらに探求する転換期を迎えることも期待できます。
関連する神社の夢は、神社の夢診断ページを別途参照してください。
●巫女と話す夢
心を豊かにしてくれる有益なアドバイスが得られることを暗示しています。
精神世界の仲介者である巫女の話す言葉は、通常の意識では気付くことのない無意識からのメッセージそのものです。普段からスピリチュアルな世界に関心があるなら、さらに知識を深めることも期待できます。巫女が口にした言葉を詳しく思い出してみましょう。一見何の関連性もない言葉の中に意外なヒントが隠れているかもしれません。
また会話するだけでなく、何かを手渡される夢も見た場合は、精神世界の見解をさらに広げる新しいきっかけが訪れることを表します。渡されたアイテムについても一緒に調べてみましょう。
●巫女から玉串をもらう夢
巫女と話す夢と同様、何らかのアドバイスが得られる暗示です。
ただし前途の例が直接言葉として助言を得るのに対して、玉串の場合はひとつの転換期を迎えたことを表す傾向があります。玉串は神社を参拝した証であるため、予めスピリチュアル世界に親しんでいる方にとっては次の段階へと進む前触れとも言えるでしょう。また貰った玉串を自宅に飾る夢なら、そのきっかけとなる印象的な出来事が、しっかりと心に刻まれることを表します。
ちなみに玉串だけでなく、榊（さかき）や幣（ぬき）をもらう夢も同様の解釈となります。
●巫女になる夢
精神世界への強い関心や傾倒する心理状態を表します。
巫女となって神事を行う夢なら、スピリチュアルな世界への第一歩を踏み出す予兆とも言えます。また特定の神仏や神社に強い関心を持つ場合、その関心がそのまま投影される例もあります。
他にもこの夢は別の解釈があり、辛い現実から精神世界に逃れようとする心理、さらに男性に対する不信感を表す、という例も存在します。また恋人や伴侶との関係が危うくなる、という解釈も存在します
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●妻や恋人が巫女になる夢
相手が自分から離れてしまうのでないか、という不安を投影しています。
前途の巫女になる夢と同じく、巫女となった人物が現実から手の届かない精神世界へ逃れてしまうことを暗示する夢です。もともと相手がスピリチュアルな世界に関心がある方なら、知識の探求程度に留まる夢と考えられますが、まったく興味のない方なら要注意な夢と言えるでしょう。
また妻や恋人の言葉にもっと耳を傾けることを注意する夢、と解釈するパターンも存在します。
●巫女と口論になる夢
占いなどのスピリチュアルな世界に傾倒しているなら、深入りはほどほどにしておいたほうがいいかもしれません。
口論ないし喧嘩をする夢は、意見のやり取りが活発となり親睦が深められる吉兆の夢とされていますが、精神世界のメッセンジャーである巫女の場合は、危険な好奇心を抑えようとする無意識の作用との対立を表します。もしかしたら誤った見解を正そうとする無意識のブレーキが働いているのかもしれません。
ちなみに意図的に幽体離脱できる方はご存知だと思いますが、通常の意識から離脱状態への切り替えの際に大きな音や声を耳にすることがあります。とあるオカルティストによれば、これは迂闊に無意識の領域にアクセスさせないための自制機能なのだそうです。
●巫女が大勢現れる夢
様々な角度から精神世界からの知識を深めようすることを表します。
一人ずつ巫女から何らかの言葉を受け取る夢なら、その言葉をしっかりと思い出してみましょう。見聞をさらに広げるための有益なアドバイスとなるでしょう。またそれぞれの巫女の言葉が対立していたり、食い違っている場合は、あなたと意見が異なるものの、同じ精神世界に関心を持つ人物の言葉を投影している可能性があります。
ちなみに複数の巫女の中に知人の女性が混じっている場合は、その人物もスピリチュアルな世界に興味を持っていることを表します。実際に夢の中で会話する夢も見たなら、現実の世界でもお互いに知識のやり取りをする日も訪れるかもしれません。
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●巫女が消える夢
焦った様子で巫女を探し回る夢だったなら、一旦スピリチュアルな世界への傾向を控えたほうが良さそうです。
精神世界のメッセンジャーである巫女が姿を消す夢は、その入り口が一時的に閉ざされることを表します。巫女だけでなく、神社自体も閉ざされる光景も同時に見たなら、スピリチュアルな世界に没入することを控えて、現実にもしっかり目を向けるべきと言えます。
また巫女があなたを無視したり、神社から出るように促される夢も同様の解釈となります。特に神社から出るようにお願いされる夢は、他力本願を戒め意味合いが強まります。
●巫女が男性の夢
誤ったスピリチュアルな知識に要注意です。
本来なら無意識の世界からのアドバイスを与える巫女ですが、男性の場合は誤った助言を受け取ることを意味します。何らかの言葉を交わしたり、玉串を受け取る夢なら特に注意が必要です。ちなみに知人の男性が巫女となって登場する夢も、その人物が曖昧な言葉であなたを惑わすことを暗示しているので用心しておきましょう。
ちなみに巫女の職業は、男女雇用機会均等法の適応外なので実際に男性が巫女になることは不可能です。
●巫女にお願い事をする夢
願いに対して巫女が口にした言葉が、願望成就のヒントを与えてくれます。
ただし巫女が願望そのものを否定したり、叶うことが難しいと話す夢ならスピリチュアルな視点ではなく、現実世界で願望を叶えるためのアプローチが必要となるでしょう。また巫女が願望を聞いて怒りだす様子だったなら、他力本願な気持ちを戒めるべきであることを表します。
逆に巫女からお願い事をされる夢は、再びスピリチュアルな世界へと関心を向けるきっかけが訪れることを意味します。
●巫女が神楽を舞う夢
スピリチュアルな世界をさらに探求することとなる転換期を迎えることを意味します。
神楽（かぐら）とは、神社に祀る神に奉納するための神事のひとつです。これまでの項目での巫女は、あくまで無意識が発するメッセージをあなたに伝える受動的な働きでしたが、このパターンでは逆に巫女があなたに代わって無意識に働きかけようする能動的な動きであると言えるでしょう。
神楽を終えた巫女が、あなたに何らかの言葉を発したなら、その言葉をしっかり思い出してみましょう。新たな展開を迎えるための重要なヒントを与えてくれるはずです。
関連する踊る様子の夢は、踊る夢の夢診断ページを併せてご覧ください。