道(みち)
千里の道も一歩から
道が印象的な夢は、「方針」「展望」など、これからの見通しを読み解く重要なヒントを与えてくれます。
坂道、十字路、さらには自動車専用の高速道路など道には様々な種類が存在します。もちろん夢占いでも種類に応じた意味が存在しますが、道そのものが将来へ向けた方針である点で共通しています。そして道路の状態や、その先に見える光景は、これから待ち受ける出来事を知る上で欠かせない要素となります。歩きながら目にした光景を出来るだけ詳しく思い出してみましょう。
今回は、徒歩で道を歩くことを前提とした解釈を中心に取り上げています。自動車や大型バスなどの乗り物に乗って進む夢だった場合は、乗り物の夢の一覧ページを一緒に参照してください。
●真っ直ぐに伸びた道の夢
将来の夢に向かって順調に進んでいけることを表しています。
真っ直ぐなだけでなく、道幅も広ければ順風満帆な足取りとなるでしょう。これから新しいことを始めようと考えているなら、幸先の良いスタートが切れそうです。
また大型のバスなどの複数の人達と一緒に道路を走る夢だったなら、あなたを含めたチームワークによって新たなプロジェクトが始まることを暗示しています。既にその只中であるなら、乗り物の乗り心地や道路の状況を詳しく思い出してみましょう。快適な様子なら、きっと満足できる成果を挙げられるはずです。
もちろん一人で歩く夢の場合も、周囲の景色や道路の状況が、今後の進路を占うヒントになります。特に問題なく順調な様子なら、地道な活動がいずれ実を結ぶことになるでしょう。
関連する歩く様子の夢は、歩く夢の夢診断ページを併せてご覧ください。
●道が陥没している夢
行く手を阻む厄介な問題に悩まされそうです。
陥没した箇所を飛び越えるなどして回避する夢だった場合は、トラブルにも上手く対処できるでしょう。ただし陥没がひどくて先に進めない、陥没した穴に落ちてしまうなどの夢だったなら、これまで順調だった物事が暗転することを指すので要注意です。
また地面が割れるなどの、足元に関連するトラブルの夢の類は、基盤となる存在に起こる問題であることから経済的な損失などを指す傾向があります。地震によって道路が陥没する光景を同時に見た場合は、特に注意しておきましょう。
関連する地割れの夢は、地割れの夢診断ページを併せてご覧ください。
●道が塞がっている夢
計画の見直しを迫られることになりそうです。
行き止まりの道の夢は、これまでの方針を変える必要性が生じることを意味します。迂回して先に進む夢であれば、さほど問題はないものの、立ち往生のまま終わる夢であれば計画の抜本的な見直しが必要になるでしょう。
また道路が工事中で先に進めない夢だった場合は、逆に計画を見直し中のため、先走ることを控えるべきであることを表します。道路や建物を工事する夢は、今後新たな展開が望める吉兆の夢です。じきに改めて再スタートする場面が訪れるでしょう。
関連する道路工事の夢は、工事現場の夢診断ページを併せてご覧ください。
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●道が消える夢
先が見えずに途方に暮れることを暗示しています。
行き止まりの夢と同じく、これからどのように計画を進めるべきか、改めて考え直す時間が必要になるでしょう。少しずつ道の先が見えてくる夢だったなら、一時的に困難を経験するかもしれませんが、じきに見通しも明るくなることを表しています。
ただし消えたことに気付かずに落ちてしまう夢だった場合は、見直しが必要なことに加えて突発的なトラブルも降りかかることを暗示しているので要注意です。
●道を一人で歩く夢
どんな感情を抱きながら歩いたかで、夢の意味合いが変化します。
寂しい気持ちで歩く夢は、目的が曖昧なまま将来に向かって進んでいることを指します。また伴侶や恋人がいる方は、やがて別れの時期がやってくることを暗示する夢、と解釈されます。
逆に明るい気持ちで歩く夢だった場合は、自分自身の力で人生を切り開こうとする前向きな姿勢を投影しています。道の先も明るく輝いている夢だったなら、きっと現実における先行きも明るいものとなるでしょう。
●複数の人と道を歩く夢
どんな人と一緒に歩いたか詳しく思い出してみましょう。
職場の同僚や友人達と一緒に歩く夢だったなら、これから夢に現れた人物達と一緒に新たな計画を進めることを意味します。既にその真っ只中であるなら、歩いた時の印象が計画を上手く進められるか否かを読み解く鍵となります。楽しく快適に進む夢だったなら、現実でもスムーズに計画を進めることが出来るでしょう。
また意中の相手と一緒に歩く夢なら、今後相手との関係が大きく進展することを表しています。好きな人の夢は、願望を投影しただけに過ぎない「逆夢」の例が多々ありますが、このパターンでは進展が期待できます。
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●道の向こうから誰かがやってくる夢
相手が話しかけてきたなら、その言葉をしっかりと思い出してみましょう。
道の反対側からやってくる人物は、あなたに何らかの助言や警告を与える存在です。相手が何かを注意するように訴えていたなら、その言葉をもう一度よく噛み締めてみましょう。これから降りかかるトラブルを回避するためのヒントが隠れているかもしれません。
また相手が見知らぬ人物だった場合は、あなたが良心に背くことを止めようとしていることを表します。既に心当たりがあるなら、もう一度今後の方針を見直す必要があるでしょう。
●壁に挟まれた道の夢
見通しのつかない状況にあること、また閉塞感に包まれることを暗示しています。
道幅も狭くて窮屈な印象なら、特に閉塞感を感じることを強調します。また壁によって視界も狭まることから、今後の進路にも不安を感じるかもしれません。もちろん最終的に広い道に抜ける夢であれば、暗転していた状況も大きく好転することでしょう。
またこの夢には臓器の腸に不調をきたす、という別の解釈も存在します。稀な例だと思いますが、日頃から胃腸が弱い方は、体調の変化に気を配っておきましょう。
●崖伝いの道の夢
穏やかな空気を一変させるような場面を経験するかもしれません。
一歩誤れば崖下に落ちてしまいそうな危険な道は、非常にリスクの高い選択を取ることを意味します。どうにか無事に目的地に辿りつく夢ならまだしも、途中で崖下に落ちてしまう夢だったなら成果を得るどころか損失を被ることになりそうです。
既に心当たりがあるなら、今一度方針を見直して見ましょう。もっと安全に進むルートがあるかもしれませんよ。
関連する崖の夢は、崖の夢診断ページを併せてご覧ください。
●新しい道を作る夢
新たな道筋を作るパイオニア的存在になることを予兆しています。
特に未踏の地を切り開く夢ほど、文字通り草分け的な人物となることを表しています。また未経験の新たな転職先を目指したり、独立を志すことを表すパターンも存在します。出来上がった道を辿り、目的地に到着することが出来たなら、きっと新たな試みも上手くいくでしょう。
また前途の道が塞がっている夢でも触れたように、新たな道を作るための工事の様子を眺める夢も、これから新たな進路が開かれる吉兆の夢です。先行きが見えずに頭を抱えているなら、もうじき新たな可能性を垣間見る時期がやってくるでしょう。
●道が先細りの夢
可能性の幅も、徐々に狭まっていくことを暗示しています。
道幅の大きさは、どれだけ発展する余地があるかを読み解く重要なポイントです。広い道を快適に進む夢であれば、順調に夢に向かって進んでいけることを表しますが、狭い場合は発展の可能性も小さいことを表します。最終的に先に進めなくなる夢だったなら、今後の方針を根本的に見直す必要性が生じるでしょう。
逆に細い道がどんどん広くなる夢だった場合は、希望もどんどん拡大していくことを指します。
●道が二股に分かれる夢
夢の光景と同じく、進むべき道を選ぶ場面が訪れることを表しています。
左右どちらを選ぶにせよ、最終的に目的地に辿り着く夢なら最良の選択となることを暗示しています。逆に道中でアクシデントが発生する場合は、選択を誤ることを表します。
また選ぶ際に、自分一人の判断だったか、それとも同行者との相談による判断だったかも大事なポイントです。
自分一人の判断によって、無事に道を進むことが出来た場合は、独自の判断が最良であることを指します。同行者と一緒に選んだ道が安全だった場合は、夢の現れた人物の声に耳を傾けることが重要であることを指します。
●曲がり道の夢
滞りなく進んできた計画に転機が訪れることを意味します。
曲がった先でアクシデントが発生する夢だったなら、一時的に突発的な問題を抱える暗示ですが、最終的に目的地にたどり着くことが出来たなら、さほど心配は必要ないでしょう。また前途の分かれ道のパターンと同じように、曲がる道を選ぶ場面であれば現実でも計画変更を余儀なくされることを暗示しています。
ちなみに左右をどちらかを選ぶ夢は、一般的には右を選ぶことを最良と解釈しますが、どちらを選んでも上手く目的地に向かうことが出来たなら、特に夢の解釈を神経質に捉える必要はありません。
●砂利道の夢
未経験の分野に足を踏み入れることを表しています。
舗装されていない砂利道を歩く夢は、今まで慣れ親しんだ環境から離れることを意味します。前途の道を作る夢の場合は、その分野の草分けとなる緊張感の高まる夢と言えますが、こちらの場合はそれほどプレッシャーを感じさせる出来事はないと思われます。
ただし大きな石ころを踏んで足裏を怪我したり、転んでしまう夢だった場合は、慣れない状況に苦しみ、思うように動けないことを表します。未経験であれば仕方のないことですが、大怪我する夢でもない限りは覚悟を決めて挑みましょう。
●坂道の夢
坂の角度が急であるほど、困難も大きいことを意味します。
上手く坂道を登り切ることが出来たなら、困難を乗り越えたことで新たな展望が望めるはずです。高い位置から街の様子や、遠くの山々を眺める光景も同時に見たなら、自信を高める新たな挑戦が始まりそうです。ただし、登る途中で諦めてしまったり、疲れて座り込んでしまう夢だったなら、困難な状況に心身が追い込まれてしまうことを表すので注意しておきましょう。
逆に下り坂を一気に降りる夢は、良くも悪くも物事の流れが加速することを表します。そのまま転んでしまう夢だったなら、勢いに任せて計画を進めるのを控えておきましょう。
関連する坂道の夢は、坂道の夢診断ページを併せてご覧ください。
●十字路の夢
一度立ち止まって考える場面が訪れることを表しています。
そのまま何事もなく真っ直ぐ進んでいく夢なら、何らかの検討の時間があるものの問題なく計画を進めることを指しますが、人や車が飛び込んでくる夢だったなら、思わぬ意見の衝突や突発的なトラブルによって足止めされてしまうことを暗示しています。
また分かれ道の夢と同じく、前方と左右どちらに進むにせよ、無事に目的地に向かう夢なら問題ありませんが、何故か来た道を引き返す夢だった場合は、計画を見直しする問題が発生することを指すので用心しておきましょう。