磨く
ピカピカの表面に写る理想の自分
何かを磨く光景は、「努力」「尽力」などの己の能力を高めようとする前向きな姿勢を表しています。
「腕を磨く」という言葉の通り、夢占いにおける磨く所作は自身の力をさらに高めようとする心理を表します。文字通り切磋琢磨を体現する夢と言えるでしょう。
磨き終わったアイテムが光り輝く光景も見れたなら、その努力に相応しい成果を受け取ることを予兆しています。逆に磨けば磨くほど表面が曇る、汚れる夢だった場合は、力を注ぐ方向性を誤っていることを示しています。
今回はシチュエーション別の夢だけでなく、磨く対象として歯や靴などの代表的な例を中心に取り上げていきます。各項目の詳しい夢の意味は、それぞれのページを併せて参照してください。
●歯を磨く夢
現実のエチケットと同様に、周囲に良い印象を与えることを意味します。
自ら歯を磨こうとする様子は、自分を客観的に分析しようとする心理を表します。しっかり磨いて綺麗な歯になった、と感じられたなら、短所を改めることで周囲にも好印象を与えることになるでしょう。
逆に夢に現れた人物に歯を磨くように注意される夢は、もっと自分に客観的な視点を持つことを促されることを指します。また歯は、家族や身内を象徴するパターンもあるため、綺麗に磨いた歯は家族との絆が深まることを表し、逆に汚れている場合は荒んだ関係を表します。どちらのパターンにせよ、綺麗に磨き上げることができたなら、現実ではポジティブな出来事となるでしょう。
関連する歯の夢は、歯の夢診断ページを、歯ブラシの夢は、歯ブラシの夢診断ページをそれぞれ併せてご覧ください。
●靴を磨く夢
新品のように綺麗に磨き上げることができたなら、社会的な評価も上昇することを暗示しています。
現実においても持ち主のステータスを計るアイテムとされる靴は、あなたの信用や評価、さらには経済力を象徴します。特に革靴はこの傾向が強く、普段はスニーカーを履くことが多い方が、何故か革靴を綺麗に磨く夢を見た場合は、良い転職先を見つけたり、思いがけない臨時収入が得られるなどの幸運が期待できます。
また複数の靴を磨く夢だった場合は、新しい副業を始めるなど、新たな収入源を発見することを予兆しています。
関連する靴の夢は、靴（くつ）の夢診断ページを併せてご覧ください。
●爪を磨く夢
お金に関する計画を、改めて見直す出来事が起こるかもしれません。
爪を磨く様子は、歯を磨く夢と同じく自分を客観的に分析しようとする思考を表します。また爪は、歯に比べて経済的な事象を表す傾向が強いため、この磨く夢のパターンは自身の家計簿の見直し、と解釈されます。もちろん綺麗に磨くことが出来たなら、収入と出費のバランスを整えることとなるでしょう。
また磨くだけでなく綺麗なマニキュアを塗る光景も同時に見たなら、上記の事象に加えて嬉しい出来事が期待できます。
関連する爪の夢は、爪の夢診断ページを併せてご覧ください。
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●石を磨く夢
胸に抱いた決意を、必ず成し遂げようとする前向きな心理を表します。
綺麗に磨いたことで、表面に自分の顔が写る光景は、順調に夢に向かって進んでいることを示しています。また磨いたことでデコボコだった石が丸くなる夢だったなら、その決意と力をどの方向へと向けるか、などの具体的な方針が見えてくることを暗示しています。
ちなみに単なる石が、磨いたことで輝く宝石に変わる夢だった場合は、内なる才能がいよいよ目を覚ますことを予兆しています。
関連する宝石の夢は、宝石の夢診断ページを併せてご覧ください。
●鏡を磨く夢
心のバランスを整えることを意味します。
鏡は、自分の姿を写すことから夢占いおける客観性の代表的なシンボルです。曇りのない鏡面は、あなたが自分の内側を正しく眺めていることを表します。つまり鏡を磨いて曇りを取る光景は、自分をしっかり分析する力が正常に働いていることの証明と言えます。
また磨いたことで、鏡に映る自分の姿がいつもより綺麗に見える夢だった場合は、自分を高めようとする努力が実り、さらなる成長が期待できます。
関連する鏡の夢は、鏡の夢診断ページを併せてご覧ください。
●体を磨く夢
自身の能力をさらに向上させようとすることを表しています。
首なら社会的なステータスや経済力を、お腹なら度量や内省を深めることを表します。
また磨くというより洗う夢だった場合は、短所を改めることで、さらなる成長が見込めることを同時に表します。
またスキルを高めることを揶揄する腕を磨く、という言葉がある通り、腕を徹底的に磨きあげる夢は、己の能力を極限まで高めようとするストイックな思考を意味します。
関連する腕の夢は、腕の夢診断ページを併せてご覧ください。
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●磨いた箇所が光る夢
長年の努力が実る時が訪れることを予兆しています。
磨いた箇所に何らかの変化が見られる夢は、力を注いだ結果が見られることを意味します。中でも光り輝く光景は、目覚しい努力の成果を手にする幸運の兆しです。靴などの社会的なステータスを象徴するアイテムなら、その向上に共に経済力にもポジティブな変化が期待できます。
また古いアイテムを磨く夢だった場合は、己の内に眠る才能が目を覚ますこと、古典などの古めかしい存在から新たな知恵が得られる、などの事象を暗示しています。
●磨いた箇所が汚れる夢
力の注ぎ方を誤る、自己分析が不十分であることなどを表します。
磨けば磨くほど汚れる夢は、努力の作法そのものが誤っていることを示しています。所有するスキルを象徴する存在ならまだしも、ペンなどのコミュニケーションを象徴するアイテムだった場合は、誤った情報を広げてしまうことを指すので注意しておきましょう。
また鏡をいくら磨いても曇る夢は、その光景の通り本来の自分の姿が見えていないことを表します。もっと違う視点から、自分の内を眺めてみましょう。
●磨いた箇所が削れる夢
努力を重ねることは結構ですが、たまには自分を労わることも忘れないようにしましょう。
磨いたつもりが削れてしまう夢は、ストイックな姿勢が強すぎて自分を追い詰めてしまうことを暗示しています。ただ削れるだけでなく、表面が割れてしまったり、全体が壊れてしまう光景を見たなら、心身にも悪い影響が出始める前触れなので要注意です。
また削りすぎた結果、元の形が分からなくなってしまう夢も、目的と手段が入れ替わってしまうことを指すので注意しておきましょう。
●磨くのをやめる夢
まったく綺麗にならないことにウンザリしてやめてしまう夢なら、叶えたい夢も諦めようとしていることを表します。
また誰かに磨くのをやめることを強要される夢は、あなたが力をつけることで都合の悪い人物の存在を示唆しています。ただし正しい磨き方を教えてくれる夢だった場合は、逆にあなたの能力をさらに高めてくれる頼もしい助言者が登場することを予兆しています。
十分に綺麗なったことを確認した上で磨くのをやめる夢だった場合は、これまでの努力の結果が見えてくることを指します。